【後を引く怖さ】残穢ネタバレしながらラストを考察【ざんえの意味】

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残穢(ざんえ)って聞き慣れない言葉ですよね?

最後に言葉の意味について解説してみました。

 

原作は小野不由美さんで、「一生で一度しか使えないアイデア」を用いて本格ホラーへと挑んだ渾身の長編小説と言われています。

映画を見終わってからも怖さが残る映画で、背景がないと怖さが増さないという人におすすめのミステリーホラーです。

 

  • 簡単なあらすじ(まだ見ていない人用)
  • とってもわかりやすいネタバレ
  • 衝撃のラストの考察

 

今回は以上の点を書いていきたいと思います。

 

ホラー映画好き村人の評価

総得点 95/100

怖さ

4.0

謎を解き明かすワクワクさ

5.0

 

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残穢あらすじ

 

 

2015年 日本 

上映時間:1時間47分

 

原作:小野不由美

「残穢」は第26回山本周五郎賞を受賞した傑作小説

監督:中村義洋

代表作:『白ゆき姫殺人事件』(2014)

 

あらすじ

小説家である「私」(竹内結子)に都内に住む女子大生の久保さん(橋本愛)から住んでいる部屋で変な音がするという手紙が届いたところから物語は始まっていきます。

住んでいるマンションにまつわる怪奇現象かと思いきや、過去のいろいろな事件と繋がり全貌が明らかになっていく。

 

村人
村人

残穢の見どころ

 

土地に残る祟りと実話会談がどんどん繋がっていくので謎を解きながら進んでいくホラー映画

 

マンションで起こる怪奇現象について調べていたはずが、その土地にまつわる歴史と事件が密接につながっていた

 

全く違った実話怪談を集めていたはずなのに実は裏でつながっていた

 

怖いというだけじゃ物足りない、後を引く怖さが好きという人におすすめの作品です。

 

最初は物語は全然展開していないのですが、半ばあたりから一気に物語が進んでいきます。

 

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キャスト

小説家「私」 

竹内結子

久保さん (都内在住の大学生)

橋本愛 

「私」の夫 (ミステリー小説家)

滝藤賢一  

平岡芳明 (怪談作家)

佐々木蔵之介 

三澤徹夫 (心霊マニア)

坂口健太郎 

 

 

残穢ネタバレしながら謎解き

冒頭シーン

「私」(竹内結子)は読者からの実話怪談をもとに小説を書いている小説家です。

ある日、こんな手紙が届きました。

投稿者Mさん 「河童のミイラ」

九州の親類の炭鉱跡地に建った古い家に泊まったときの話、夜中に決して入ってはいけないと言われている部屋を開けると、ゴーっという音が聞こえ焼けただれた手が伸びてきた。

 

岡谷マンションの心霊現象

2012年5月に「久保さん」という都内の女子大学生で、住んでいる岡谷マンション202号室で起こる怪奇現象について手紙が届きました。

やつれた感じの女性が畳の上でホウキをはくような音が部屋からするという内容でした。

秋にまた久保さんから続報があり、久保さんが音がする部屋を覗いてみると着物の帯を見て、怪奇な音の正体は帯が畳に擦れる音だとわかりました。

過去に誰か和服を着て自殺した人がいるのはないかと久保さんは思いました。

 

「私」は前にも同じような話を聞いたと思い、過去の読者から手紙を探し、2年前に届いた手紙を発見します。

差出人は、岡谷マンションの405号室に住む主婦の矢島さん。

何かが床をするような音が聞こえ、少し霊感のある娘のみとちゃんが何もない部屋を見つめ「ブランコ」と言い、首に紐を吊るしたぬいぐるみを揺らしながらまた「ブランコ」言います。

ブランコの正体は久保さんと同じものかもしれないです。

 

久保さんは不動産会社を訪れ、過去に岡谷マンションで自殺や事件がなかったか聞きますが1度もないと言われます。

 

久保さんの隣の201号室に3人家族が引っ越してきて、家賃が相場よりも安いから事故物件では尋ねられます。

 

前任者

久保さんが以前202号室に住んでいた人の消息を突き止めます。

しかし、前に住んでいた梶川(かじかわ)氏は岡谷マンションを4ヶ月ほどで引越し、新しく住んだアパートで自ら亡くなっていました。

梶川さんは、岡谷マンションで何かが床をするような音ではなく、赤ん坊の泣き声に悩まされていたと大家さんから聞きました。

久保さんとは違う怪奇現象?

久保さんは自分の部屋で聞く音は梶川さんの霊だと思いますが、遺体も揺れていないし時期もズレていました。

梶川さんの部屋には、すでに山本という若者が住んでいました。

 

201号室 いたずら電話

久保さんが部屋に入ろうとしたとき、201号室の奥さんが過去に空き巣や放火がこの辺でなかったか尋ねられます。

公衆電話から「今ひとりですか?」「今何時ですか?」「消火器ありますか?」と男の人の声でかかってくると言います。

 

久保さんは怪奇現象は部屋ごとではなく、マンション全体で起こっていると思うようになります。

「私」は新居を建てるので土地の御祓を済ませるが、恨み辛みが土地に残るこなんてあるんだろうかと疑問に思うようになりました。

 

聞き込み開始

「私」と久保さんは初めて会い、岡谷マンションができる前の土地について調べていきます。

近隣住民の人たちに、以前に小井戸というおじいさんが病死したという話を聞きます。

小井戸さんを1番最初に発見した町内会の秋山さんに当時の話を聞きますが、それはそれはすごいゴミ屋敷に住んでいて、隙間を異常に嫌い、床下までゴミで覆い尽くしていました。

他にもその土地に住む住人について話を聞きます。

根本さんのおばあちゃんはボケしまい、床下に耳をつけて会話し、食べ物を床下に投げ込んでいました。

川原さんの息子は家庭内暴力をし、布団に火をつけてぼや騒ぎを起こします。

いたずら電話もしていたそうで、117の時報に電話したりしていました。

201号室の3人家族は岡谷マンションを引越ししていきました。

 

高野家

さらに聞き込みを続けると、高野トシエという女性に辿り着きます。

娘の結婚式の終わりに、高野トシエは和室で着物姿のまま首をつり、そのとき帯が畳を擦っていたそうです。

久保さんが部屋で聞いた音はこの音だと確信します。

 

高野さんは他人には聞こえない赤ん坊の泣き声に悩まされ、赤ん坊が湧いてくると言っていたそうです。

梶川さんが聞いていたのは赤ん坊の声の正体か!?

ゴミ屋敷の小井戸さんも変な音を聞いたり見たりして、怖くて病的に空間にゴミで埋めていたのかもしれないです。

久保さんは引っ越すことに決めました。

 

「私」は百物語制作で、喫茶店にて編集者と岡谷マンションの話をしていました。

どこか腑に落ちない「私」に話しかけてきたのは小説家の平岡芳明でした。

千葉県で床から赤ん坊がボコボコ湧く話を聞いたことがあると聞きます。

そういう話が繋がるのは関わるとやばい話だと平岡は言います。

 

新居

久保さんは岡谷マンションを引っ越してから、もうあの音を聞かなくなったと言います。

新居に引越した「私」は、平岡から嬰児殺しの中村美佐緒の情報を得て、また話が進んでいきます。

中村美佐緒が毎年子ども産んでは殺し床下に埋めていた場所の跡地に、根本家と高野家が建ったということです。

手繰っていくと根が同じ。

その土地に残っていた汚れに触れてしまったために災が連鎖してしまった。

 

久保さんは中村美佐緒もどこかでまた穢れに触れてしまったひとりだと思います。

 

負の連鎖

そこでさらに高野家より前の土地の歴史を調べると吉兼家にたどりつきました。

 

吉兼家の友三郎は、家に火をつけようとして拘束され、「焼け、殺せ」という命じる声が聞こえると証言していました。

私宅監置(座敷牢)となり、友三郎は板間のトイレから床下へと抜け出し徘徊し、「焼け、殺せ」と言っていました。

先ほどの中村美佐緒は床下から命じられる声が聞こえてやったと証言していた。

もしかしたら根本家のおばあちゃんもその声を聞いていたのかもしれません。

 

「私」と久保さんは吉兼家のお墓を訪れ、お坊さんに吉兼家のことを聞きます。

 

三善(みよし)という名の20歳で吉兼家に嫁いだ女性が持ってきた嫁入り道具「絵」についての話を聞きます。

きれいなお姫様の絵だけど、その顔がときどき歪むということで供養したそうです。

住職もその絵を見たことがなく、戦災で焼けたと言います。

 

三善の実家は九州の福岡ということで訪ねることになります。

平岡が心霊マニアの三澤徹夫さんを紹介してくれ「絵」の話を聞きます。

絵は誰も見たことないそうで、美しい女性が歪んだ顔になるときは必ず轟々とした風の音とたくさんの人のうめき声が聞こえ、そして見ると呪いが降りかかると言われています。

そのとき、「焼け、殺せ」という声も聞こえるそうです。

 

奥山家の炭鉱での火事が原因で、絵の女性の顔が歪むようになったと言われています。

昔、奥山家の炭鉱で火事がありました。

炭鉱の火事を消すには、酸素を遮断するつまり扉を塞がなくてはなりませんでした。

それによって炭鉱に閉じ込められ、多くの犠牲者を出しました。

奥山家の話は、聞いただけでも話しただけでも祟られると曰く付きです。

奥山家の最後の当主は家族や使用人を皆殺し自分は首を括りました。

火事以来、「焼け、殺せ」という炭鉱の犠牲者の呪いに祟られてしまったのでした。

 

編集者と「私」は、同じような話を聞いたことがあると思い出します。

冒頭のシーンのMさんの投稿「河童のミイラ」の話でした。

Mさんは真辺さんという名前ではないかと三澤さんが「私」に聞きます。

なぜ知っているんだろう。。。

 

河童のミイラの投稿者の真辺さんに会って話を聞きます。

家の持ち主のミキオさんは河童のミイラや呪術に使う猿の手首、持ち主を祟る日本刀など悪趣味なコレクターだったと言います。

 

例の家がまだ九州にあるということで、「私」「久保さん」「平岡」「三澤」の4人で廃墟になった家を訪れます。

でもなぜ夜に行くんだろう。

家の中にはお札や神棚、仏とあり、「私」はミキオは炭鉱の犠牲者の呪いを悪や神などあらゆるものにすがって必死に解こうとしていたんだと気がつきます。

 

奥山怪談

奥山怪談は次から次へと負の連鎖を引き起こします。

久保さんは岡谷マンション201号室に住んでいた3人家族の夫が、家族を刺し自分も自殺したというニュースを見ました。

もうこの話を追いかけるのをやめたいと久保さんは「私」に話します。

久保さんは引越してから聞いていなかった怪奇な音がまた聞こえているようです。

あれから2年が経ち、久保さんは社会人生活をはじめました。

 

終着点

矢島さん家の娘みとちゃんは岡谷マンションを引っ越してから、おかしな様子はないといいます。

辺見さんは今でも岡谷マンションに住んでいて問題がないらしいです。

久保さんの住んでいた201号室は3度住人が入れ替わりました。

 

「私」の家の電話がなりました。

誰も通っていないのに、センサーが反応して自動で電気がつきました。

編集者からの電話と思いましたが、公衆電話からで「今何時ですか?」と男の声でした。

201号室で起こったいたずら電話と同じです。

 

会社で働いている編集者にも呪いが襲いかかります。

急にパソコンの画面が「話しても聞いても祟られる」と読めるように勝手に動き、手がまるで炭鉱の炭のように真っ黒になっていることに気がつきます。

編集者は炭鉱の犠牲になった何者かによって引きずり込まれてしまいました。

梶川さんの後の住人の山本さんも床に何かが擦れる音を聞きます。

 

エンディングでは、三善の絵の話をしてくれた住職が「例の絵」を眺めていると次第に顔が歪んでいきます。

あの絵はまだこの世に存在していました。

 

 

 

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ラスト考察:結局のところ、残穢(ざんえ)の意味って?

 

ラストシーン

みんな引っ越したりして、平穏に暮らしているように見える人もいますが実は違います。

 

元岡谷マンションの矢島さんとみとちゃんは引っ越してから何もなく過ごしているように見えます。

みとちゃんの誕生日でろうそくを消すときに赤ん坊の顔みたいのが浮かんできました。

今度は「あのブランコ」じゃなくて、赤ん坊がついてきているのかもしれません。

 

辺見さんも岡谷マンションで何もなく平穏に生活しているように見えます。

しかし、子どもたちに帰るよと声をかけたときに、子どもたちが部屋の上の方をボーッと見ています。

まるでみとちゃんが見ていた「あのブランコ=高野さん」が見えているかのようでした。

 

残穢って?

穢れ(けがれ) 不浄。汚れ。

死・出産・疾病・失火・悪行などによって生じ災いや罪をもたらすとされる。

 

土地には穢れが残る。

1度穢れに触れると気がついているかいないかの違いでずっとついてきます。

話しても聞いても呪われるように、住んでも引っ越してもダメ。

 

久保さん、元202号室の梶川さん、元201号室の飯田さんも引っ越したのに逃げられません。

 

山本さんは直接岡谷マンションとは関わっていないのに、梶川さんを通して穢れに触れてしまいます。

 

もしかして自分の住んでいる土地にも、ずっとずっーと昔には何があったんだろうか。

映画を見終えた後も怖いホラー

謎が解けていくミステリー要素がありますが、結局穢れはどうすることもできずに残り続けます。

 

村人
村人

久保さんは結構見える体質なのか?

 

高野さんを初めて部屋で見たとき、結婚式でする白地に金とか銀とかの細かい模様のある帯と詳しい描写で当てています。

 

あの後、彼女は大丈夫だったんだろうか?

 

「私」はいたずら電話を新居に引っ越してすぐの時期からあったのではないか?

 

平岡が「私」の新居を訪れてたとき、「痩せた?」と聞いていましたが新居に慣れていないと「私」は言っていたけど、実は違うのかもしれません。

 

小説を読みたくなってしまいました!

「怖すぎて手元に置いておきたくない」、「怖すぎて最後まで読めない」と評判だったので気になります。

→結局気になって、小説も読んでみました。

原作では久保さんは大学生じゃなかったんですね。

原作ではとても長い時間をかけて、この残穢に向き合っていきます。

読み応えがある作品でした。

そして、エンディングも映画オリジナルでした。

 

 

 

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最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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